今回は、前回からひきつづき長良川鉄道の沿線の旅です。北濃駅から折り返して、南へと下って美濃市駅で途中下車いたします。美濃市で有名な「うだつの上がる町並み」を見てみたいと思います。
うだつがあがらない、っていう言うよね?
今回は本物のうだつを見にいくんだよ
▼前回の記事では、長良川鉄道の終点・北濃駅を訪問しました。
長良川鉄道で美濃市へ
前回に訪問しました北濃駅から、美濃太田行きの列車に乗車いたします。「チャギントン」というアニメのラッピングがされたカラフルな車両です。
道中の車窓では、随所に長良川の景色が見えます。間近に見える川の流れに背景の山並みと、長良川鉄道はローカル線の旅が楽しめる路線だと思います。
長良川鉄道の沿線では、有名な街である美濃市駅へとやって来ました。木造の昔ながらの建物に丸形ポストとレトロな雰囲気が漂っています。
美濃市に着いたよー
思ったより素朴な感じの駅だね
うだつの上がる町並みへ
美濃市駅から歩いて10分程、「うだつの上がる町並み」へとやって来ました。江戸時代からの伝統的な建物が保存されている地区となっており、風情ある雰囲気が感じられます。
「うだつ」というのは、屋根の端が一段高くなっている部分で、火災の延焼を防ぐという実用的な役割もあったらしいです。裕福な家庭でないと、うだつを作ることができなかったとのことです。
これが うだつ なんだね!
うだつがあがっているのは お金持ちだったってことかな
現在でも、出世がなかなかできないことなどを「うだつがあがらない」といいますが、美濃市では江戸時代に商人の街として栄え「うだつ」が残っている建物が多く残っています。
現在でも歴史的な建物にお店が入っており、いろいろと街歩きをしてみるのも、おもしろいと思います。
美濃市といえば和紙が有名なところでもあり、街でも和紙を使った照明が置かれていて、やわらかい雰囲気の明かりが灯っていました。
ゆるキャラがいるんだね!
うだつくん だって!語尾に”ダッツ” を付けるんだって
旧名鉄 美濃駅
美濃市駅から徒歩3分くらいのところには、昔の名鉄の美濃駅が残っています。大正時代の駅舎などがそのまま残っております。また、美濃市の出身である野口五郎さんにまつわる展示もされていました。
名鉄のかつての車両の展示もされていました。やはり名鉄といえば赤色でしょうか。昔懐かしい雰囲気がただよう可愛らしい車両が見られます。
鉄道ファンには たまらないところってやつ?
レトロな感じがいいよね~
さて、長良川鉄道の乗車記も今回にて終了です。車窓からは長良川を眺めつつ、途中下車しては趣ある街や駅を見てまわるという、おもしろい鉄道旅でございました。ここまでお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。