今回は埼玉県秩父の名所、三峯神社へ行ってきました。自動車やバスで参拝することもできるのですが、今回は表参道を登山でまいります。およそ2時間半ほどの道のりで、途中では登山ならではの清々しい景色が広がります。
あの有名な三峯神社に行くんだね
うん! 登山で!
えぇぇ~
表参道は登山なんだって!
出発は大輪バス停
三峯神社への登山の出発は、西武秩父駅または三峰口駅から出ているバスの停留所、大輪バス停の近くの石の鳥居からです。自動車でも近くの「紅乃屋」さんの駐車場に有料(500円)で駐車できます。
朱塗りの風流な雰囲気の登竜橋を渡します。最初はあんまり登山という感じではないですね。
しばらくは石畳の敷かれた坂を登っていきます。雨に日の後だったので、けっこう滑りやすく登りづらかったです。
石畳が終わると三峰山表参道の看板が見えてきます。ここからが本番の登山道といった感じです。
クマ出没!?
熊よけの鈴もってきたよ~ ちりんちりん
表参道の入り口は、だだっ広い空き地になっていますが、ここには10数年前までロープウェイがあったらしいです。ちょっと名残惜しいです。
ロープウェイもなくなってしまった今となっては、地道にハイキングコースを登っていきます。
しばらく進むと木製の橋がかかっています。こういうの見ると探検隊みたいな感じに思ってしまいます。
清浄の滝
出発から1時間程度で、清浄の滝が見えてきました。もともとは信徒の修行の場であったようです。
滝の落差は10メートルほど、水も透き通っていて綺麗です。登山しないと見られない光景で、ここまでやって来た甲斐があったというものです。
すごーい 滝だよ
めっちゃ水きれいで冷たい
滝のほとりには、ちゃんとした東屋もあります。ところどころに休憩用のスペースが整備されているコースのようです。
登山道のほとりには、高額の寄進と思われる石碑もありました。よくこんな山道に建てたという感じです。
さらに一心不乱に進んで行きます。ときに、ずっと同じ景色に見えてくるのがつらいところです。
あー疲れたー ロープウェイ乗りたい
ロープウェイはなくなったよー
薬師堂跡
しばらく進むと薬師堂跡に到着です。ここにも東屋があって、休憩所になっています。
ここにはその昔、参拝途中で病に伏した人などを泊める宿泊所があったらしいです。その人数が3000人に上ったとのことで供養塔が建てられたそうです。
さらに山道を登っていきます。だいぶ登ってきたのか、ところどころで空が見えるようになってきました。
途中で民家のような建物が見えてきました。誰か住んでいるような気配はまったくないです。
もう今日はここで泊まっていかない?
旅館じゃないんだし、ダメだって
ここまで来るともうすぐゴールです。神社の手前で、なぜかものすごい霧が出てきました。視界は真っ白です。
三峯神社に到着
ついに三峰神社に到着です。ここの鳥居が四の鳥居に当たるようです。山道ではほとんど人とすれ違わなかったのですが、急に人が増えて妙に安心します。
この遥拝殿からは、秩父市街を見渡すことができるらしいのですが、この日は霧で真っ白でした。
隋身門
さらに参道を進んで行くと、ひと際大きな隋身門が見えてきます。風格漂うどっしりした造りに、赤のコントラストが目立ちます。
傍らに鎮座するのは狛犬ではなく、オオカミです。三峰神社はオオカミが神の使い(御眷属)として信仰されてきたようです。
おぉー けんぞくぅー
けんぞくって言いたいだけだよね
拝殿へ参拝
隋身門をくぐってしばらく道なりに進む、階段を上ると拝殿へと到着です。
標高1000メートルを超える山の上にあるとは思えない、豪華絢爛な装飾がなされた造りです。パワースポットと言われるだけの雰囲気があふれ出ている気がします。
ふもとから登山道を歩いて来たと思うと長い道のりでした。参拝したときのありがたみも、いっそう増したように感じられたのでした。
普通にバスでも神社まで来れるんだってね!
いや、いま気づいたの...