青春18きっぷ等の利用では避けては通れない乗り換えですが、東北本線では2017年10月に運行系統が変わったため、これにともなって新白河駅での乗り換えが必要となりました。今回は、その新白河駅の乗り換えに着目してみました。
新白河駅での乗り換え
新白河駅での乗り換えは非常にシンプルで、基本的には同一ホームで乗り換えをします。
黒磯・宇都宮方面の列車は6番ホーム、白河・郡山方面の列車は7番ホームに停車しますが、どちらも同一のホームの前と後に位置しています。
対面に列車が止まっているというわけではなく、ホームの前後に列車が止まっているという形になります。
一部列車のみ5番ホームから発車
黒磯行きの一部の列車は5番ホームから発車します。5番ホームが使われるのは、5:23発の黒磯行き(始発)、9:55発の黒磯行き、20:28発の黒磯行きの3本です。
先頭車両のほうが乗り換えしやすい
先ほどの図を見れば明らかなのですが、新白河駅では先頭車両に乗っておくほうが乗り換えには有利です。
先頭車両に乗っておくと、次に乗る列車までの移動距離が最短となります。最後尾の車両に乗車している場合は、乗り換えまでの移動距離が長くなってしまいます。
実際に18きっぷシーズンに東北本線に乗ってみると、新白河駅の到着が近づくと先頭車両に移動を始める人がいるのはこういう理由です。
乗り換え時間は短いことがあるが
新白河駅での乗り換え時間は、3~5分程度とかなり短い設定となっている場合があります。しかし、このように同じホームでの乗り換えとなっていますので、それほどあわてなくても乗り換えは間に合います。
ホームの様子
こちらは6番線ホームです。黒磯・宇都宮方面への列車が発着する案内ですが、すべての列車が黒磯行きです。案内板はオレンジ色でカラーリングがされています。
7番線ホームの方を見てみます。線路の途中に車止めが設置されて分断されたような形になっています。車止めの向こうに郡山方面への列車が停車しているのが見えます。
7番線ホームの手前までやって来ました。待合室があってホームの幅が一部狭くなっているところがあります。
白河・郡山方面の列車が発着する7番線ホームは案内板は水色のカラーリングとなっています。
新白河駅を発着する列車
黒磯方面
黒磯~新白河間では、E531系またはキハ110系が運行されています。デッドセクションに対応するために、交流と直流の両方に対応できる列車が充てられています。
時刻表の列車番号で「4142M」のように末尾が「M」になっているのは電車であり、E531系での運転となります。「4134D」のように末尾が「D」になっているのはディーゼル車であり、キハ110系での運転となります。
常磐線でも運用されているE531系は5両編成で運転されています。朝夕を中心に運用されていますが、編成が長いのでこちらのほうが座れる可能性が高いです。
ディーゼル車のキハ110系での運転もあります。こちらは2両編成となっており、昼間の乗客が少ない時間帯のが中心ですが、17:10発の黒磯行きなどにも充てられており混雑することもあるかもしれません。
郡山方面
郡山方面への列車は、701系やE721系といった交流電車での運用となっています。基本的には朝と夕方以降は多くが4両編成で(一部6両編成もある)、昼間の時間帯は2両編成となっているようです。*1
以上、新白河駅の乗り換えについてお送りいたしました。
東北本線の乗り継ぎについては、下記記事もご参照ください。
*1:新白河16:56発の郡山行きは2両編成のようです。