今回で7回目となりました一の宮めぐり、香川県高松市の田村神社を参拝いたします。多くの摂社や種々雑多な石像があり、所狭しといわんばかりにあちこちで神々が見られるおもしろい神社でした。
このブログって 神社も行くんですね
そうだね 電車で行きやすいところはあちこち行ってるよ
今回の神社は なんかカオスだったの
琴電の一宮駅から徒歩10分
田村神社の最寄駅は、高松琴平電気鉄道(琴電)の一宮駅となります。一宮が置かれた付近の駅名に「一宮」が付くのは、各地でそれなりに数があります。
一宮駅から徒歩で10分ほど、細い道路の脇に突然に田村神社の入り口は現れました。あまり目立たないので通り過ぎるところでした。
なんだか裏口みたい
これほんとに 一の宮なんですよね
まっすぐに伸びる参道を歩くと門が建っていて、ここから先が神社の境内という感じになっています。
手水舎は龍の置き物から水が出てくるタイプのようでしたが、コロナ対策ということで水は止められていました。あちこちの神社で同じような対応がとられていて、水が張っている手水舎をめっきり見なくなりました。
田村神社を参拝
本殿の前の大鳥居はさすがに立派で、先ほどの入り口の目立たない様子とは打って変わった雰囲気となってきました。
本殿は檜皮葺きの屋根が特徴的で厳かな雰囲気がただよっています。御神体は床下の淵であり枯れることない水をもたらすとのことですが、厚い板で覆われていて実際には見ることができないらしいです。
御神体はのぞいたら 生きて帰れないらしいよ
なにそれ 怖っ!
田村神社の創建は709年に遡るとのことです。このあたりは伏流水が豊富で水神への信仰が興り、それがこの神社のはじまりといわれているらしいです。
田村神社の周辺はいろいろな摂社が建てられており、見てまわりたいと思います。
宇都伎社
田村神社のすぐ隣に建てられているのが、宇都伎社です。家内安全、生活守護の神とされています。鳥居の下には十二支の石像が並んでいます。
そしてひと際目立つのが巨大な龍の像です。土台のところやや手元の球体のうえに、これでもかというくらい大量の小判が奉納されています。見ているだけで金運上昇しそうです。
金持ちドラゴン!
生まれ変わったら ここの龍になりたい
素婆倶羅社
宇都伎社のさらに隣に建っているのが、素婆倶羅社です。こちらは安産に御利益がある神様とされています。
先ほどみたいな豪華な龍はいませんが、つぶらな瞳の犬の像があります。犬は多産でお産が軽いと言われ、安産の象徴とされているようです。
わんこ かわいいです
癒されるよねぇ
一宮天満宮
そして、素婆倶羅社のさらに隣にあるのが一宮天満宮です。こちらは学問の神様とされています。学問の神様の菅原道真は牛と縁が深いといわれ、こちらも牛の像が置かれています。
宮島社
池の真ん中には宮島社があり、広島の宮島(厳島神社)から分霊されて建てられたとのことです。しゃもじが掲げられているのも、やはり本家と同じですね。
稲荷社
宮島社の東側には、赤い鳥居が立ち並ぶエリアとなっており、こちらにはお稲荷様が祀られています。伏見稲荷など鳥居がたくさん並ぶ神社はありますが、そのミニバージョンといった感じです。
北参道を進む
さて神社の北へと伸びる北参道を進んで行きます。立ち並ぶ鳥居をくぐっていくと、突如として「さぬき獅子」が登場しました。獅子舞の頭のところでしょうか。香川は獅子舞が盛んなところで独特の文化があるらしいです。
道のど真ん中に置かれてるんですけど
目立ちたがり屋さんなんだよ きっと
こちらはどうみても桃太郎の像ですね。イヌ、サル、キジもちゃんといます。桃太郎の隣になぜか同じポーズで女性も一緒に立っています。香川にも桃太郎の伝説があって、こちらは桃太郎の姉が出てくるのが特徴だそうです。
桃太郎って、お姉ちゃんいたんだね
やまとととひももそひめのみこと...って本名長いから、モモソ姫って呼ばれてるみたい
私もつぐみちゃんの姉としてがんばらないと!
桃太郎と姉の像を抜けてしばらく進むと、巨大なたぬき像が立ちはだかります。ちょっと首を傾げて上から見おろしてきます。
なにこれ ラスボスですか?
なんか威圧感がすごい
たぬきの像を抜けて出口の鳥居が見えてきたところで、金ぴかの巨大な布袋尊が現れます。その名も「お迎え布袋尊」なので、北参道から来てお迎えしてもらうのが本来のルートだったのかもしれません。
余裕綽々の満面の笑みでお出迎えしてくれます。最後の最後にすごいのが出て来たという感じです。
こっちがラスボスだったみたい
隠しダンジョンに出てくるやつだよね
大鳥居をくぐって北参道を抜けました。さぬき獅子、桃太郎の姉、大たぬき、金ぴか布袋尊と伏魔殿のようなところでした。ここで紹介し切れないくらい色々な建物や像があって、いろいろ発見できるおもしろい神社だと思います。
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