快速はまゆりは、盛岡駅~釜石駅の間を、1日に上下とも3本ずつ運行している快速列車です。盛岡駅~花巻駅は東北本線を、花巻駅~釜石駅は釜石線を走ります。
列車は基本的に3両編成で、1号車と2号車が自由席で、3号車が指定席となっています(多客期間は、4両目が指定席として増結されることがあるようです。)。
特急列車ではなく快速列車ですので、乗車券のみで乗車でき、18きっぷでも乗車することが可能です。指定席については、別途指定席券(530円)が必要となります。
時刻表
快速はまゆりの停車駅と発車時刻は、次のとおりです。(2021年1月現在)
運が良ければ自由席もリクライニング
快速はまゆりは、ぱっと見た感じは、東北でよく見かける一般的な気動車ですが、指定席の車両はリクライニングシートとなっているので快適です。確実にリクライニングに座って旅をしたい場合には指定券を購入するのが無難です。
しかし、快速はまゆりでは、自由席であってもリクライニングシートの車両が充当されて運行されることもあります。ただし、自由席がリクライニングの車両に当たるかどうかは不確定であるようで、ある意味運次第のところがあるようです。
釜石線の「オメガループ」
釜石線の見どころのひとつに、「オメガループ」というものがあります。
釜石線の陸中大橋駅のあたりの路線図をみると、まるでΩ(オメガ)のような不思議な形状をしております。これは難所である仙人峠の高低差を克服するために、このような迂回する形がとられたとされています。
陸中大橋駅からは、上有住駅方面へと向かってトンネルを通り抜けながら、標高が高くなっていきます。このオメガループは、標高差を隔てて、さっき列車が通った線路や、これから自分が通る線路が見えるという不思議なところです。
このあたりはトンネルが多いので、乗車中に外の様子が見えるところは多くないですが、陸中大橋駅の前後(上の図の緑色の箇所付近)で、列車に乗りながらでも線路の様子が見られる のではないかと思います。
上の写真は盛岡行きの列車に乗車中、陸中大橋を出発してトンネルを抜けた後に撮ったものです。少し見づらいですが、眼下に見えるのはこの列車が通ってきた釜石線の線路です。 陸中大橋駅を挟んで、こんな高さまで列車が登ってきたということが体感できます。
釜石駅は三陸鉄道との乗りかえ駅
釜石線の終点・釜石駅は、三陸鉄道リアス線に接続しているので三陸方面の旅行にも快速はまゆりはおすすめです。
釜石から三陸鉄道に乗車して、南は盛・大船渡・気仙沼へ(盛からはJRのBRTが運行)、釜石から北は宮古・久慈へとアクセスできます。
▼下記が快速はまゆりに乗車した際の旅行記です。
▼三陸鉄道の旅はこちらもご参照ください